第3回「ほんよみのつどい」レジュメ

日時:2020年8⽉1⽇(土)9:30~11:30
開催場所:オンライン(Zoom)

今回の一冊

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディ みかこ 新潮社

概要

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。…(中略)…時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。…(中略)…連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。(新潮社HPより抜粋)

TALK TOPICS

①エンパシーについて考えてみましょう。

「ええっ。いきなり『エンパシーとは何か』とか言われても俺は分からねえぞ。それ、めっちゃディープっていうか、難しくね? で、お前、何て答えを書いたんだ?」
「自分で誰かの靴を履いてみること、って書いた」(p.73)

エンパシー=「共感」、「感情移入」、「自己移入」を経験した出来事、エンパシーについて考えたきっかけがあれば教えてください。

また、「シティズンシップ・エデュケーション」という科目がない日本では、シティズンシップ・エデュケーションの内容は、どんな場面から学ぶことができるでしょう?(考えてみましょう)

②“いろいろあるのが当たり前” ― みなさんの経験談を教えてください。

あのとき、息子は言ったのだった。
「クール。うちの家庭も、本物だなと思っちゃった」
「え?」
「いろいろあるのが当たり前だから」(p.170)
“いろいろあるのが当たり前”である感覚は、“いろいろある”ことをまず知り、感じなければ始まりません。皆さんは今までの人生において、“いろいろあるのが当たり前”って感じたことがありますか?あるとすれば、そう感じ取った瞬間はどんな場面でしたか?みんなで経験談を語り合いたいです。

③自由にお話ししましょう!

印象に残ったシーン、読んでいて思い出したこと、感じたこと、etc.