第4回「ほんよみのつどい」レジュメ

日時:2020年8⽉29⽇(土)9:30~11:30
開催場所:オンライン(Zoom)

今回の一冊

知らなかった、ぼくらの戦争

アーサー・ビナード 小学館

概要

アメリカ出身の詩人アーサー・ビナード氏が、日本人の太平洋戦争体験者へのインタビューから、戦争の実態や、個人が争いから"生き延びる知恵"を探る。
戦争や平和について考える機会をいつの間にか忘れてしまった社会人の方々や、日本の戦争のことをきちんと知っておきたい学生のみなさんと読みたい1冊。

TALK TOPIC

①「戦後づくり」について考えてみましょう。

「戦後七十年」のとき、ぼくは先人たちの「戦争体験」を聴こうと決め込んで、マイクを片手に出発した。が、実際に向き合って耳をすまし、歴史の中へ分け入ってみたら、一人もそんな「戦争体験」の枠に収まらず、みんなそれぞれの「戦後づくり」の知恵を教えてくれた。
(p.255 戦後づくり —— 後書きにかえて)
今回の「ほんよみのつどい」では、いつもの「ほんよみのつどい」で行っているようなテーマについての話し合いとはテイストを変えて、参加者の皆さんの感想を共有することから気づきを得るつどいにします。

4つの体験談をピックアップしたので、感想を共有しながら、「戦後づくり」について考えてみましょう。
まだあげ初めし前髪の乙女たちは毒ガス島で働いていた 岡田黎子 (p.62~))
「疎開」の名の下に「うっちゃられた」 平良啓子 (p.136~)
八月十五日は引っ越しの日? 三遊亭金馬 (p.170~)
ストロボをいっぺんに何万個も 大岩孝平 (p.178~)

②自由にお話ししましょう!

印象に残ったシーン、読んでいて思い出したこと、感じたこと、etc.